AWS SDK for Python (Boto3) で AWS Systems Manager パラメータストアから情報を取得する
AWS Systems Manager パラメータストアは、 機密情報を管理することができるサービスです。 パラメータストアを使うことでコードからクレデンシャルデータを分離することができます。今回はBoto3でパラメータストアから情報を取得する方法をご紹介します。
パラメータストアに情報を入れる
はじめにサンプルコードを使うためにパラメータストアに情報を入れます。
パラメータストアに情報を入れる際はマネジメントコンソールやAWS CLIを使うと思いますので今回はAWS CLIでデータを入れます。以下の例では--type "SecureString"
オプションでAWS KMSにより暗号化しています。
$ aws ssm put-parameter --name "RDS-MASTER-PASSWORD" --value 'PASSWORD' --type "SecureString"
サンプルコード
get_parameters()は単純にパラメータストアからデータをgetする関数です。
WithDecryption=True
により複合化しパラメータストアに保存されているパラメータ名に対する値を返しています。
このサンプルコードを実行すると復号化された文字列 PASSWORD が取得できます。
import boto3 # SSM region REGION = 'us-west-2' # Function for get_parameters def get_parameters(param_key): ssm = boto3.client('ssm', region_name=REGION) response = ssm.get_parameters( Names=[ param_key, ], WithDecryption=True ) return response['Parameters'][0]['Value'] def main(): # parameter name param_key = "RDS-MASTER-PASSWORD" # get parameter value param_value = get_parameters(param_key) print(param_value) if __name__ == '__main__': main()
実行結果
$ python get-parameters.py PASSWORD
まとめ
get_parameters()は汎用的に使用する関数なのでご紹介しました。AWS Systems Manager パラメータストアを使用することでコードにパスワードやクレデンシャル情報を書かずに済みます。簡単に使用することができますので使用してみてください。